良い広告会社と悪い広告会社の見分け方

こんにちは。
沖縄で販促・集客のコンサルタントとして活動している豊平尚哉です。

広告や宣伝のコンサルティングをしていると、クライアントさんから様々な相談があります。

「県外大手の広告会社(インターネット系)からSEO対策の営業電話がかかってきました」
「広告会社からマーケティングをやりましょうと提案があったので迷っている」
「SNS運用やチラシ作成の営業がきてましたが信じていいのか」

などなど、広告会社からの営業(提案)についても結構多いです。

私のコンサル先の場合は、基本、私に繋いでもらい、良し悪しを判断するのですが、広告が不慣れな方は、おそらく鵜呑みにしまうケースは多いと思います。営業マンは良いことしか言わないですから。



 

なぜ、このようなブログを書こうと思ったのか

先日、私が運営するキックボクシングジムにも上記と似たような広告会社から営業電話があったからです。

注意喚起とまではいきませんが、信じていい・期待していい広告会社と、そうではない良くない広告会社について、参考になればと思います。

ちなみに、私宛にかけてきた広告会社は沖縄県内の名の知れた広告会社です。

以下、電話での会話(省略あり)

PhotoMIX-Company / Pixabay

広告会社(30代男性、割と落ち着いた感じの営業マン)
「あなた様のジムの会員数を増やす施策を考えました。HPはしっかりと作成されてますが、マーケティングが不足しています。ですのでプッシュ型の広告(チラシ)とwebサイトやSNSを使ってクロスマーケティングしましょう。そして、しっかり消費者アンケートを取るべきです。」

「なるほど、そうなんですね。ところでマーケティングって一体なんですか?そして消費者アンケートは何に使うのですか?」

広告会社「マーケティングはですね、、、(ちょっと焦り気味)お客様のニーズを調査し、その調査結果を媒体を通して伝えることです。消費者アンケートは、あれです、あれ。インサイト(動向)を把握するためです。カスタマーインサイトを知らなければ、戦略が立てられませんから」

「そうなんですね。で、そのマーケティングと広告、消費者アンケートをやれば会員数を増やすことができるのですか?」

広告会社「はい、できます。あなたのホームページで不足していることがあるので、会員数は増えないのです(きっぱり)」

「なるほど。ありがとうございます。ぜひ話を伺いたいのですが、その前に御社はマーケティングや広告、そして消費者アンケートを実施して、売上をあげている広告会社なんですね。そして、そのやり方で御社のクライアントさんもきっと業績を上げているのですね。御社の広告(広告会社自身の)を見せてもらえませんか?」

広告会社「え?」

「ん?もう一度言いましょうか?御社はマーケティングや広告運用、消費者アンケートを使って業績を上げているのですね?」

広告会社「あ、いえ、あの。いえ、これからです。今取り組んでいる途中です。お客さんへも。」

「え?実績がないのに営業されているのですか?広告を打ち出してもないし、消費者アンケートも取ってないのに。それでは信じられませんよ。そもそも、このジムの代表は誰だか知らなくて電話してきたのですか?調査不足じゃないですか?」

広告会社「・・・。」

「それでも提案したいと言うのであれば、ぜひいらしてください。」

広告会社「あ、はい、、、失礼しました。。。」

ガチャ。

という話で終えました。

誰から営業(提案)されるのか(学ぶのか)が大事

rawpixel / Pixabay

この会社がダメという訳ではなく、信じてもらえるような行動(もしくは実績づくり)をしていなかっただけの話です。
また、この会社が取り組んでもないモノゴトを営業するのは筋が通ってない気もします。
(実績を作りたいのであれば、まずはご自身でやってみることをオススメしますよ)

セミナー講師でも同じです。実際にアンケートを活用していない講師がアンケートは大事ですと言っても信用できないですし、トレーニングジムのトレーナーが太っていてはダイエットは語れません。

ですので、広告会社から営業(提案)があった時は以下のことを考えて依頼すると良いかも知れません。

信用できそうな広告会社を見分ける5つのポイント

GraphicMama-team / Pixabay

①広告会社自身がマーケティングや広告をやっているか、そしてその行動で業績が上がっているのか

②広告会社自身が消費者アンケート(お客様アンケート)を取っており、実際に活用して業績が上がっているのか

③広告会社自身(個人アカウント含む)がSNSやwebなどをやっているか(しっかり運用できているか)、そして業績が上がっているのか

④広告会社のクライアントさんが成功した実績・証拠があるかお客様の声があるか

⑤なんちゃらマーケティングのようにカタカナが多く販促物などの手段だけの話になっていないか

上記だけではありませんが、広告会社から営業(提案)が会った時は、①〜⑤まで質問されることをおすすめします。

 

言っていることと実績が伴っているか

geralt / Pixabay

私は、自分自身でやってもいないモノゴトは絶対に話さない主義なので、このような営業電話は少し気が引けます。実際にSNSを通しても、似たように営業(投稿)されている方も多いのですが、やっていることと言っていることが異なったりしているケースがほとんど。

もちろん、これからマーケティングやアンケートを始めるための実績作りかもしれませんが、まずは自社の商品やサービスで実績を出し、そのあとに営業(提案)することを切に願います。

ちなみに、当社(コンサル事業・キックボクシング事業)の業績は順調ですし、複数あるコンサル先のクライアントさんの業績も上がってます。
何故ならば、しっかりお客様から「A4」1枚アンケートを頂き、経営・販売促進・マーケティング・顧客満足度向上・新規事業開発・改善などへ反映しているからです。

たくさん失敗し、たくさん悔しい思いもしてきましたが、今となってはそのノウハウがしっかりと活かされてます。何よりも自信に繋がってます。ですが、私がやっていないこと、できてないことはクライアントさんやセミナーでは絶対にお伝えしませんので、ご安心ください(笑)

最後に(まとめ)

上記にある広告会社ばかりではありません。しっかりとマーケティングや広告運用を実施され、アンケートを活用しており、実際に業績を上げている信頼できる広告会社もたくさんあります(紹介できますよ)。

ですが、中には教科書や雑誌に書いてある理論をそのまま提案する広告会社も結構あります。悪いとは言いませんが、提案する前に実際に自社で試して頂きたいのです。そして、トライアンドエラーを体験しなければ、モノゴトは伝えられません。そんなに簡単なことではないからです。

アンケートは単にお客様の心理を知るためではなく、お客様がどのように悩んでて、何を望んでいるのかを経営側が理解するためです。

お金を支払ってくれたお客様の気持ちを知らずに経営していることが、よっぽど申し訳ないことだと思うのです。

ですので、あの某広告会社もマーケティングや消費者アンケートをやってくれることを信じてます。そうすることで説得力も増し、良い営業(提案)ができると思いますよ〜。

今日はここまで。

販促・集客コンサルタント

豊平尚哉でした。




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豊平尚哉
フィードバックドリブンLLC代表。予測データと違い「顧客」から得られるフィードバックを歯車に企業の成長戦略や販促戦略を支援するコンサルタント、経営戦略パートナー。コストをかけずに広告の反響を上げる専門家。「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー|一般社団法人日本セールスプロモーション協会認定広告レスポンス改善アドバイザー。

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