集患で困っているクリニック・医院の方は必見|地域別・強みの打ち出し方

こんにちは。

販促・集客のコンサルタントとして活動している豊平尚哉です。

今回ご紹介する記事は、コンサル先である小児科クリニックの集患で役に立った方法です。今では、近隣に競合が開業した状況でも安定して集患(新患)ができるようになったので、その方法をご紹介します。

クリニックや医院などの「強みの選び方」と「打ち出し方」について書いてみます。

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まず大事なのは新患さんの気持ちを知ることから

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気持ちを知るうえで大事になってくるのは新患さんに対して「A4」1枚アンケートを取ることからです。来院する前の気持ちや選んでくれた理由を知ることから始まります。
「A4」1枚アンケートについてはこちらをクリック

Q1 来院する前にどんな悩みがありましたか?
Q2 何を見て当院を知りましたか?
Q3 知ってすぐに予約しましたか?しなかった場合、どんな不安がありましたか?
Q4 他にも多くの医院(クリニック)がある中で、何が決め手となって当院へ来院しましたか?
Q5 実際に診察を終えいかがでしたか?

と「A4」アンケートの質問Q1〜Q5を取ります。

そこで今回注目するのはQ4の回答。決め手です。

他にも多くの医院(クリニック)があるにも関わらず、なぜ当院を選んだのか?

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平成28年度の県の調査によると一般診療所(クリニック・医院)の施設数は896施設あるようです。過去のデータですが増加傾向にあり現在はもっと増えていると予測します。そして、その施設数にも含まれている専門分野の医院やクリニック(小児科、皮膚科、耳鼻科、内科など)も年々増加しているはずです。
沖縄県の統計情報はこちらから

強みの選び方

そんな施設が多い一般診療所(クリニック・医院)ですが(専門分野こそ分けないといけません)、同じ分野(ライバル)の診療所と比較した時に、どのような点で選ばれているのかを頂いたアンケートから分析します。

集まったアンケートを分析

例えば、「女性の医師だったから」や「近くだったから」、さらに「紹介で」という選ばれる理由が見つかった場合、それを打ち出す対策をしなければなりません。薬機法(旧薬事法)により、ライバルと比較するような打ち出すことはできませんが、○○クリニックの3つの特徴のような事実であれば打ち出すことが可能です。

ここでもう少し掘り下げてアンケートを見てみます。

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アンケートには必ず新患さんの「住所」や「お住まいの地域」を書く欄を設けます。那覇市、浦添市、豊見城市、糸満市、与那原町などなど、その新患さんが住んでいる地域を書いてもらう欄を作りますが、そこから何が分かるのかというと、その地域の診療所(クリニック・医院)にはない「強み」が見つかるということです。

ここからは例えでお伝えします。

浦添市にある小児クリニックさん。ライバルの多い地域「那覇市」から、わざわざ来院された新患さんの選んだ理由が「水曜日の午後も診療しているから。那覇の小児科は水曜日の午後は休診が多い」という回答が多く集まったとします。その回答である「強み」を那覇市に住む方へ「水曜日の午後も診療しています」と伝えれば、那覇市からの新患は増えるはずです。なぜならば、那覇市の小児科は水曜日の午後は休診が多いので、打ち出すべき強み(事実)となります。

さらに、豊見城市にある内科クリニック。遠方の与那原町から来院された新患さんの選んだ理由が「初診でもネットで予約できたから、与那原町や周辺の地域のクリニックでは初診でネット予約できないので」という理由が多ければ、与那原町やその周辺地域に「初診でもネット予約ができます」と打ち出すべき強み(事実)となります。

さらにさらに、糸満市にある耳鼻科クリニック。少し離れた八重瀬町から「女性の先生だったから。かかりつけ医の先生は男性なので、相談しにくいところもあります」という選ばれた理由が集まれば、その八重瀬町に「当院は女性の医師が丁寧に診察します。お母さんの悩み事もお聞かせください。」と打ち出す。

つまり

遠方のAという地域から来院した新患さんが選んだ理由こそが強みですが、なぜ、その地域からその理由が出て来たの調べると打ち出すべきが内容が明確になります。

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打ち出すべき地域:那覇市
打ち出す強み:○○クリニックの特徴「水曜日の午後も診療しています」

打ち出すべき地域:与那原町や周辺地域
打ち出す強み:○○クリニックの特徴「初診でもネット予約ができます」

打ち出すべき地域:八重瀬町
打ち出す強み:○○クリニックの特徴「女性の医師」「お母さんのお悩みもお気軽にご相談ください」

のようなイメージです。

強みは無理に3つ並べずに1つだけでも見つかればOK。また、媒体はQ2の回答で分かるので、その広告を強化するだけです。

薬機法(旧薬事法)こそ、しっかり守り選ばれる診療所(クリニック・医院)を目指しましょう。

まとめ

①新患さんへ「A4」1枚アンケートを取る(聞く)

②遠方から来院された新患さんの選んだ理由「強み」を知り、なぜその強みで選ばれたのかを調べる

③打ち出すべき地域と強みを決めて実行する

このように、遠方からお越しくださった(来院してくれた)新患さんの選んだ理由「強み」が分かれば、何を打ち出したら集患できるのか明確になりますので、ぜひアンケートを取ってみてください。

目からウロコの気づきが得られますよ。

今日はここまで。
販促・集客コンサルタント
豊平尚哉でした。

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豊平尚哉
フィードバックドリブンLLC代表。予測データと違い「顧客」から得られるフィードバックを歯車に企業の成長戦略や販促戦略を支援するコンサルタント、経営戦略パートナー。コストをかけずに広告の反響を上げる専門家。「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー|一般社団法人日本セールスプロモーション協会認定広告レスポンス改善アドバイザー。

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